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縮小都市の研究
縮小都市に興味を抱くようになったのは2002年頃に旧東ドイツを訪問してからです。それから、アイゼンヒュッテンシュタット、ホイヤスヴェルダ、ライプツィヒ、コットブス、ロストック、シュヴェリーン、ライネフェルデ、デッサウなどの縮小都市の事例研究を重ねました。2016年4月にようやく、それらの研究成果を一冊の本にまとめましたが、それと並行して群馬県の南牧村、北海道の夕張市、猿払村などの日本の縮小都市の研究もしています。現在では、科研費で名城大学の海道先生、横浜国立大学の松行先生と一緒にライプツィヒのヘルムホルツ環境社会研究所と縮小都市で協働研究を進めています。これは日本、ドイツ、そしてアメリカの縮小都市の現象、政策、社会的反応などの比較研究です。
シュリンキングシティにおける空間変化と計画的対応策の日米欧比較研究と提案(科研費B:リーダー海道教授(名城大学))
先進国では人口減少とそれに伴う都市の機能と空間の縮小が顕著な都市=シュリンキングシティがはばひろく見られるようになっている。特にアメリカ北東部工業都市群、旧東ドイツ都市群、イギリス北部工業都市群で顕著である。シュリンキングシティではさまざまな地域問題が生じ、都市計画・都市政策分野でも新たな調査研究と対応の対象として、米欧では調査研究と政策の実践が進められている。
一方、我が国でも関心が高まっているが、全国的な視点での調査や米欧の研究の流れとは必ずしもリンクしていない。そこで、本研究では、我が国におけるシュリンキングシティの実態と将来予測および対応策を、統計と文献解析、現地調査等から多面的に明らかにするとともに、米欧の研究者と連携して国際的な視野で、考察と提案を行おうとするものである。
私(服部)は日独米の縮小都市のディスコース分析の論文を担当しています("Cities"に論文掲載申請中)。
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