ヘルシンキで酔っ払いに絡まれて、フィンランドが枢軸国側であったことを思い出す
- Keiro Hattori
- 4月7日
- 読了時間: 2分
更新日:4月27日
ヘルシンキで夕食を取ろうとして、あるバーの前で食事が出るようなら入ろうとしていたら、フィンランド人が入れ、入れと言ってくる。そこで「飯が食べたいので飯があれば入るけど」と言ったら、飯はない、というので去ろうとしたら、「お前はどこから来た」というので「日本だ」と答えると、ちょっと数分、話させてくれ、と言ってきた。酔っ払いの相手は面倒だな、と思ったが、「まあ、いいですよ」と渋々言うと、「ロシアはクソだ。ロシアはやっつけなくてはいけない」と主張してきた。まあ、ロシアはクソだなと思うので、「それは同意しますね」と返す。すると「日本、ドイツ、イタリア、フィンランド・・・分かるか?」と言ってきたので、「第2次世界大戦の枢軸国ね」と返すと、嬉しそうに「そうそう」と言ってきた。まあ、一人の酔っぱらいから一般化するのは危険だが、フィンランドはドイツ、ソ連のどちらかにつかなくてはいけない、という究極の選択を迫られて、ドイツ側についてしまったのだ。それは失敗ではあったが、そんなところで日本人に同胞意識を抱いているのはちょっと驚いた。いや、ドイツ人はそういう気持ちをもっている人とは何人か会ったことがあるが、まさかフィンランド人でそう思っている人がいたとは驚きだ。まあ、これはロシアというとんでもない国の隣国同士ということも関係があるかもしれないが。逆に、日本人でフィンランドが枢軸国側であるということを知っている人は少ないと思う。ちなみに枢軸国側についたのはフィンランド以外にもアルバニア、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、スロバキア、スペイン、タイがいる。
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